2009.10.18 Sunday
MYglasses
見たいように見て、聞きたいように聞いている。これは仕方のないことです。
私達には事実をありのままに受けとっているのではなく、「自分なりに受け取っている」のです。
このテーマはPerfect listeningでは終始扱っていきます。
今この文章を読んでいるあなたは「自分の声を、声に出さずとも聞いているはずです」
「同じ文章」でも読む人が変われば「受け取り方が変わります」特に補足する必要もないでしょうが、同じ映画を見ても、違う印象になるのと同じです。
実はこの違いこそ「あなたらしさ」を確認できるポイントですね。
- 懐疑的に読んでいる
- 批判的に読んでいる
- 学ぼうと読んでいる
- 素直に読んでいる
- 難しいな・・と読んでいる
- ・・・・
色々考えられますね。そもそも私と面識のない人は「こいつ何者なんだ?」といった感じで読んでいるかもしれません。(笑)
平易な言葉で書けば「癖」です。難しく書けば「観念」とか「パラダイム」とかです。これが一人ひとり違うからこそ、「同じ出来事」なのに「違う体験」をするのですね。
良し悪しはありません、しかし「自分の癖」を知っていることは役に立つ可能性があります。
今回は、深く触れませんが「価値のフィルター」「信念体系」など様々な要素が「あなた」をつくっています。あなたらしさをつくる「フィルター」を「MYglasses」と言っておきましょう。(複数形がポイントです。)
サングラスが光を遮リ、眩しさを防ぐように、「MYglasses」も役に立ちます。
「削除」「歪曲」「一般化」という用語を使って説明することが多いですが、簡単にいえば、冒頭に記述したように 外部の出来事を「自分なりに受け取っている」のです。
「MYglasses」を外すと「別世界」が現れるかもしれません。
しかし、その前に「MYglasses」を探さないとなりませんね・・・